2017.01.12更新

入れ歯と歯ぎしり

歯ぎしりをしていると、歯が損傷したり顎関節症になったりとさまざまな悪影響をもたらします。

これは健全歯だけでなく、人工的な入れ歯を使っている場合でも例外ではありません。

入れ歯を使用しながら歯ぎしりをしてしまうとどんなことが起こるのでしょう。また、歯ぎしりを改善することはできるのでしょうか?

 

 

こんな方は寝ている間に歯ぎしりをしているかも!

その不調は歯ぎしりが原因かもしれない

歯ぎしりは主に、「無意識」でおこなっていることが多いもの。特に寝ている間に発症している方が多いでしょう。

朝起きたとき、顎や首から肩にかけて重くだるいという方や、痛みを感じる方は、もしかすると寝ている間に強い歯ぎしりをしているからかもしれません。

また、入れ歯をしようしている方にとって、よくない影響が現れてしまうこともあるのです。

 

 

歯ぎしりが入れ歯にとって悪影響を及ぼす理由

歯ぎしりをすることによってもたらされる悪影響について、入れ歯使用者の視点をふまえて考えてみましょう。

 

1.歯がすり減り、入れ歯が合わなくなる

歯が磨り減ってしまう

就寝中の歯ぎしりは、起きているときよりも大きな力が加わると言われています。

部分入れ歯を外して寝ている方の場合、残存する歯だけが歯ぎしりの影響ですり減っていきます。そして徐々に入れ歯との高さが合わなくなってしまうのです。

 

2.骨が痩せ、入れ歯が安定しにくくなる

歯ぎしりの際に起こる振動は、歯の根っこを伝って支えている顎の骨(歯槽骨)まで及びます。その影響で骨が破壊され、吸収し痩せてしまうことがあります。

入れ歯を支えるために重要である、顎堤(がくてい)という顎の骨の盛り上がりが扁平になってしまうと、入れ歯の床の部分と安定しにくくなってしまいます。

 

3.ストレスによって唾液が減少、入れ歯が安定しにくくなる

お口がパサパサ

歯ぎしりはストレスが関係して起こる場合もあります。

また、歯ぎしりをしているということ自体でストレスを抱えると、交感神経が優位に働き唾液の分泌が減少。そのことにより顎堤(がくてい)と義歯床のフィット感が失われてしまうのです。

 

4.顎関節症の原因になる

歯ぎしりをすることによって、「顎関節症」を発症する原因となる場合もあります。

夜、寝ている間の無意識の歯ぎしりによる圧力は、起きている間の数倍だといわれています。

そのため知らず知らずのうちに筋肉が疲れて痛くなったり、関節に負担がかかって痛くなったりします。

また、奥歯のすり減りによって噛み合わせが悪くなることも、顎の関節に負担をかける要因のひとつです。

こうなると適切な入れ歯が作りづらくなる原因にもつながってしまいます。

 

 

歯科でできる歯ぎしりの治療とは?かかる費用は?

歯ぎしりを治すのにはどこを受診したらよいか解らないという方も多いでしょう。

実は、すべてではありませんが、歯科医院で歯ぎしりの改善を行っているところもあります。

 

1.入れ歯や詰め物など、噛みあわせを調整する

まずは歯科医に相談

まずはかかりつけの歯科医院で相談し、現状のずれによる障害を改善しなくてはいけません。

噛み合わせの状態を確認し、入れ歯や詰め物の高さなどで無理のかかっている部分などを調整します。

虫歯治療で入れた修復物(詰め物や銀歯など)が、何年もそのままだという方も多いことでしょう。それらの修復物は時間が経つと徐々に合わなくなり、浮いてきてしまうケースもあります。

そうして高くなった部分が反対の歯に当たって、噛み合わせの悪い状態となり、歯ぎしりを誘発することがあるのです。

その場合は、不良修復物(合わなくなった詰め物や銀歯)を撤去して、作り替えたり、削って歯並びを調整したりする必要があります。

 

2.矯正治療をおこなう

歯並びが悪いことでうまく歯が噛みあっていないために、歯ぎしりの原因になっているというパターンもあります。

矯正治療をおこない噛み合わせが改善されると、自然に歯ぎしりも改善される例もあります。

 

3.歯科でマウスピースを作製し、寝るときに装着する

 

歯ぎしり用のマウスピース

寝ている間に行ってしまう歯ぎしりに気を付けるといっても、なかなか難しいもの。

そこで、就寝時に装着するマウスピースを作成し、歯ぎしりによるすり減りから歯を守る方法があります。保険が適応され、3割負担の方は5000円程度で作製できます。

 

4.経過観察しつつ、噛み締めを弱くするトレーニングを行う

歯ぎしりをしてしまう人は無意識で行っているのですから、日常的に力が入りやすい状態になっています。

そこで、意識的に力を抜くトレーニングを行い、「脱力している感覚」を意識し刷り込むトレーニングを行うという方法もあります。

 

 

自分でもできる歯ぎしり対処法は?

歯科医院でできる歯ぎしり治療だけでなく、自身のちょっとした心がけも歯ぎしり対策に有効な場合があります。

 

1. 枕を高くしすぎない

就寝中の歯ぎしり症状が気になる人は、高すぎる枕に注意しましょう。

枕が高すぎることにより気道を阻害しやすい姿勢になってしまいがちです。そして上顎が下顎に圧力のかかる姿勢になってしまいます。

自然な気道の形を保つ姿勢にするためには、枕を低めのものを選ぶようにしましょう。

そして枕の位置を頭頂部よりも首寄りに当たるようにすると、頭が上を向いて口が自然に開きやすくなる姿勢を保てます。

 

2. 規則正しい生活でストレスを軽減

ストレス対策で歯ぎしりが治まることも

歯ぎしりの原因のひとつとして「ストレス」が挙げられます。

人はストレスや緊張がかかった状態にあると、気付かないうちに体に力がかかったままの状態になることもあります。

趣味の時間を作ったり、1日のうちにリラックスできる時間作ったりと意識して、ストレス解消法を見つけてみてください。

また、生活習慣を整えることも大切です。過度な飲酒や喫煙などを控え、バランスのよい食生活や規則正しい生活を心掛けるなど、身体の調子を整えることも大切です。

 

3. 上下の歯同士を合わせないよう心がける

日頃から「食いしばり」をしないように意識して生活するのもよいでしょう。

とはいえ、無意識に歯と歯を押し付けてしまうのを、急に止めるのは難しいですよね。意識しても、どうしても止めることが難しいな……という場合には歯科へ行って、歯ぎしり改善のためのマウスピースを製作してもらうのが有効です。

 

4. 睡眠の質を整える

眠りの質が低下すると、眠りが浅いことによる歯ぎしりも起こり得ます。

本来の睡眠力を取り戻すためには、先にもご紹介したような「ストレス」を解消することも大切です。

それ以外にも自分でできる睡眠対策はいろいろあります。

お気に入りのアロマオイルを焚いて寝たり、不眠解消のサプリメントを利用したり、就寝前のパソコンやスマホの利用を控えたり、カフェインの量を控えたりするのも、簡単にできる方法です。

 

5. 心理療法をおこなう

歯ぎしりは悪いことだとわかっていながらついやってしまうという方もいます。

これは、「痛みがあると解っているのに、確認のために傷口を触ってしまう」というような心理状態と同じです。

無意識にクセのようにしてしまうという方は、心理療法も併用して行うほうがいいケースもあります。

 

 

まとめ

入れ歯を使用すると、ただでさえお口周辺は疲れがちに。そこにストレスなどの要因から歯ぎしりが加わると、口内環境がさらに悪化するという悪循環になってしまいます。

歯科をうまく頼って、歯ぎしりを改善して行きましょう。

2017.01.11更新

入れ歯だけど快適

重度の歯周病の進行によって歯を失い、入れ歯を入れることになった方の中には、保険適応の入れ歯が安定しにくくて困っているという方も多いのではないでしょうか?

なぜそのようなことが起こるのでしょう。また、どうすれば安定した入れ歯を入れることができるのでしょうか?

 

 

歯周病が重症化して歯を失うと、入れ歯が安定しにくい?

1.なぜ歯周病で歯が抜け落ちてしまうのか

歯を支える骨が溶けてしまう

歯周病は、歯を支える歯周組織が細菌の塊である歯垢の慢性的な付着によって炎症することによって始まります。

最初は歯ぐきの腫れと出血から始まる歯肉炎を発症し、やがて歯周炎へと進行。重症化すると歯槽膿漏となり、歯の根元に膿が溜まるようになります。

この病巣である膿によって、周りで歯を支えている骨が溶かされ、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

 

2.入れ歯を支えるための「顎堤(がくてい)」の重要性

入れ歯を安定させる顎提の重要性

このように歯周病が原因で歯を失って入れ歯を作成する場合、骨が溶かされていることが多く、歯ぐきの土手部分である「顎堤(がくてい)」が減っている方が多く見られます。

保険適応の入れ歯は、顎堤の盛り上がった形状と、入れ歯の義歯床という部分を吸着する力で安定感を図り、固定する方法のため、顎堤が減っていると入れ歯がフィットしにくく安定しにくい原因となってしまいます。

 

 

顎堤(がくてい)が薄い方が入れ歯を快適に使うには?

歯を支える顎骨が減ってしまった状態の方でも、入れ歯を安定させることのできるよい方法はないのでしょうか?

 

1.まずは徹底的に入れ歯を調整してもらおう

まずは調整を

合わない入れ歯を我慢して使用する必要はありません。

不具合がある場合はまず、入れ歯を作成した歯科医院で納得いくまで調整してもらうようにしましょう。

 

2.入れ歯安定剤を正しく使おう

入れ歯安定剤を正しく使おう

顎堤と入れ歯を接着する作用のある「入れ歯安定剤」が市販されています。 よほどズレが大きい場合でなく、外れやすいなどの軽い不都合であれば、用法・容量を守り使用するのもひとつの方法です。

入れ歯安定剤にもさまざまな種類がありますから、使うべき種類や適切な使い方についても歯科医に相談してみてくださいね。

 

3.口腔内を清潔にし、さらなる吸収を防ごう

入れ歯も口内も清潔に

入れ歯と顎堤の間に汚れが溜まったままになっていると、お口の中に常在している歯周病菌が繁殖して、歯ぐきの炎症を引き起こしてしまいます。

すると今よりもさらに顎骨が吸収され、顎堤が低くなれば、入れ歯がますます安定しにくくなります。

入れ歯と口腔内は毎日洗浄し、お口の中を清潔に保つようにしましょう。

 

 

もしも入れ歯を作り替えるなら?

入れ歯の作り替えを考えている

どんなに調整や努力をしても入れ歯が安定しない場合は、入れ歯本体の作り替えが必要になることもあります。

今後同じような不便さを感じないようにするためには、どんな入れ歯を作成すればよいのでしょうか?

 

1.マグネット式入れ歯

歯の根に磁石を埋めて固定

入れ歯の床の部分にマグネットを取り付けます。

そして歯の根っこが残っていればそこに金属を取り付け、磁力によって入れ歯を吸着させる力で安定を図る方法です。

入れ歯自体を作り替えなくても、既存の入れ歯を加工して使用できる場合もあります。

 

2.インプラント併用入れ歯

すべて歯を失ってしまった状態の場合、顎の骨にインプラントを数本埋め込み、そのインプラントを土台として入れ歯を固定する方法です。

土台にするインプラントは骨の比較的多い部分に埋め込むため、ほとんどの場合施術が可能です。

どうしても骨が少ない場合には、人工骨を移植してから行う方法もあります。

 

 

まとめ

歯周病で顎骨が薄くなった場合、入れ歯が安定しにくいことが多いのは事実です。

しかし調整や作り替えをする以外にも、現代の最新技術で安定感のある入れ歯も開発されています。不安定な入れ歯でお悩みの際には、無理して使い続ける必要はありません。ぜひ歯科に相談してくださいね。

2017.01.10更新

抜けたままは禁物

歯を喪失した部分の修復方法にはいくつかありますが、その中でも入れ歯は保険で作れるということもあり、根強い人気のある方法です。

しかし中には、せっかく入れ歯を作ったのに使っていないという声も耳にします。装着しないまま過ごしていると、大変なデメリットにつながってしまうこともあるのです。

一体どのような弊害が起こるのでしょうか?

 

 

入れ歯を作ったけど使っていない、その理由とは?

なぜ、せっかく作った入れ歯を使わなくなってしまうのでしょうか?

使わなくなってしまった経緯や問題を見出すことから、解決策に繋げていくことができるかもしれません。

 

1.初めて入れた時から違和感があり馴染めないから

ぬぐえない違和感がある

お口の中の感覚は、とても繊細です。若干のかみ合わせのズレでも違和感を覚えることがあります。ですから「初めての入れ歯」となれば、どうしても違和感を強く感じがちです。

特に保険適用で製作した入れ歯は、厚みのある素材でしか作らざるを得ず、異物感が大きくなってしまいます。

 

2.反対側で問題なく噛むことができるから

食事に不便を感じない

部分入れ歯の場合、失った歯が少数であったり、片側だけだったりすると、残った歯や反対側の同じ機能の歯で噛むことができるため、何不自由なく食事ができてしまいます。

そこに装着時の異物感が重なることで、日常的に外したままでも困らないからと、そのまま生活しているという人もいるようです。

 

3.噛むたびに痛み、入れられなくなってしまったから

入れ歯を使うと痛みを感じる

合わない入れ歯を調整せずに使用していると、入れ歯がずれたり金属バネが緩んだりして、粘膜を傷つけてしまうことがあります。

噛むたびに入れ歯が当たって痛みを感じるため、外して食事をするようになり、そのまま時が経ち口腔環境が変化し、最終的には嵌らなくなるということもあります。

 

 

歯が抜けた場所をそのままに過ごすデメリット

さまざまな事情から、せっかく作った入れ歯を使わなくなってしまうケースがあるようですね。

しかし、たとえ1本でも歯が喪失した状態のまま日常生活を過ごしていると、お口の中だけでなく全身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

 

1.ほかの歯に力が加わり、歯の寿命を縮める

入れ歯にしないと残った歯に圧力がかかる

歯は噛みあわせる際に、全体にかかる咬合圧を分散しています。

本数が減れば、それだけ残存歯に圧力が大きくかかることになってしまうのです。

また、残った歯ばかりで噛むようになれば、その部分ばかりに偏った咬合圧がかかることにもなってしまいます。すると、健康だったはずの残りの歯の寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。

 

2.歯並びが変化し、口元の見た目が左右非対称になる

歯が無いままの状態が長く続くと、喪失部両側の歯がそのスペース側に寄る傾向にあります。そして歯並びが徐々に変化してしまうのです。その空隙を埋めるため、さらに隣の歯も寄り始め、だんだん左右非対称な歯並びになってしまいます。

 

3.虫歯や歯周病に罹りやすくなる

歯が無くなった部分へ両側の歯が動く際、傾斜して寄ってくることがほとんどです。その影響から歯の根元に隙間が生じたり、歯と歯の間に空隙ができたりすると、そこに汚れがたまりやすく虫歯や歯周病の原因になってしまいます。

 

4.咀嚼能力が低下することにより体のバランスを崩しやすい

転倒するリスクがあがる

歯が無くなると、当然すべての歯が揃っていた時に比べて咀嚼能力が低下してしまいます。

特に奥歯の噛む力は重要で、入れ歯を使用しないと転倒するリスクが2.5倍高くなるというデータがあります。下顎が不安定になり、体のバランスを保つことが難しくなるのです。

特に高齢者は歯を喪失している割合も高くなりますから、転倒事故なども考慮して、入れ歯を外したままにするのは避けましょう。

 

5.歯のないところがへこんでシワが増える

口元は、歯や歯茎があることによってハリが出るようになっています。ですから歯が無いと、外から見たときにハリが無くシワになってしまうため、実年齢よりも老けてみえる原因となってしまいます。

入れ歯を入れることで、顔貌を若々しく保つことにもつながるのです。

 

合わない入れ歯を入れておくことで痛みや不具合があるからといって、外したままにしていると、さらに歯ぐきが痩せてしまい入れ歯が入れられなくなってしまうこともあります。

できるだけ早くかかりつけの歯科医院に相談し、入れ歯を外している期間が長くならないようにしたいものです。

 

6.噛み合うはずの反対の歯が伸びてくる

部分的に歯を失ってしまった場合、そのまま放置しておくと、噛みあう相手が無くなってしまった対称の歯が伸びて出てきてしまいます。その結果、歯の根っこが露出してしまい、知覚過敏症の原因にも繋がってしまいます。

また、失った部分の両隣の歯は、歯の無い部分側へ寄ってきたり斜めに倒れてきたりと動いてしまうこともあります。

歯を失ってしまったら、そのスペース部分を1日も早く補ってあげる必要があるのです。

 

7.口内を噛んでしまいやすくなる

口内を噛んでしまいやすくなる

歯を失ったことで空いたスペースには、食事の際などお口を動かす場面で頬の肉や舌が入り込みやすくなってしまいます。そこで、食事中や会話中に思わず誤って噛んでしまうことが多くなり、できた傷から口内炎が発生することを繰り返しやすい環境になってしまいます。

これに関しても、1日も早く空いてしまったスペースを補う治療が必要になります。

 

8.発音が悪くなり、声の印象が変わる

歯が抜けたままになっていると、その部分から空気が漏れてしまいます。特に前歯を失ってしまった場合は、会話の際に空気が抜けると発音がしづらくなります。

しゃべりづらいと相手も発音をききとりにくくなりますし、これにより声の印象も変わってしまいます。仕事上対話を必要とする場合などは特に不便ですので、なるべく早く、失った部分を補うための治療を受けられることをおすすめします。

 

 

今の入れ歯はどうしても使いたくない!調整or作り替えを検討するなら……

今使用している入れ歯をどうしても使いたくないという場合、外したままにしておくのではなくまずは歯科医院に相談しましょう!

その際、調整するのか作り替えるのかを検討する際の流れを考えてみましょう。

 

1.まずは徹底的に歯科医院で調整を

まずは徹底的に歯科医院で調整を

調整は入れ歯を作製した歯科医院がベター

入れ歯を作製した歯科医院に入れ歯を持参し、今のお口の状態に合うように調整を施してもらいましょう。お口の記録や作成記録が残っている方が安心ですしスムーズです。

お口の中はデリケートで、入れ歯を外していた少しの期間に環境が変化していれば合わないと感じることもありますので、合わないと感じたら早めの受診をおすすめします。

 

「調整」ってどんなことをするの?

まずはどこがどのように不具合があるのか、患者様が不都合に感じていらっしゃるところをお聞きします。そして、その部分を確認し、お口の状況(赤くなっていないか、口内炎はできていないかなど)を確認し、不適合部分に入れ歯が強く当たっていないか、隙間ができていないかなど、噛み合わせのチェックをおこないます。

強く当たっている部分は入れ歯を削って歯茎との当たりを滑らかにしたり、隙間ができている部分には材料を盛り足したりして調整します。

ただしこれは保険内で作製した入れ歯の場合の調整です。自費の材料によってはこの方法での調整ができないものもたくさんあります。

 

調整後、1週間は様子を見ましょう!

調整すると、ここ最近の使用感とは変わった感じがあるはずです。特に隙間があった部分に入れ歯の床が盛り足された場合は、当たっていなかった部分に人工物が当たるのですから、違和感を覚えることでしょう。

お口の中はデリケートですから少しの変化でも違和感を覚えますが、慣れるのも早いです。1週間程度は様子をみてください。それでも違和感や痛みが続くようでしたら、再度歯科医院に連絡しましょう。

もちろん激しい痛みや、当たることによって出血などのトラブルがあるといった場合にはすぐに連絡して対処してもらうようにしてください。

 

どう調整しても違和感が消えない場合

何度入れ歯の調整を繰り返しても違和感が消えない場合は、作り替えをしたほうがよいのかもしれません。入れ歯を外していた期間が長ければ長いほど、お口の変化が大きくて合わなくなっていることがあります。

入れ歯自体も、ある程度の調整は削ったり盛り足すという作業でできますが、調整でできることに限界があります。入れ歯の材料の性質上、強度を保つことを考えると、あまり薄くできないのです。

 

2.もし作り直すなら自費入れ歯がオススメ

もし作り直すなら自費入れ歯がオススメ

もしも既存の入れ歯に不満を感じ、入れ歯を作り直すことになった場合、「もっと違和感のない入れ歯にしたい!」とお考えなら、自費の入れ歯をオススメします。

そこで、自費の入れ歯をオススメする理由とメリットなどをご紹介します。

 

保険適用の入れ歯は素材が限定されてしまう

先にご紹介したように、保険適用の入れ歯の調整には限界があります。

保険で作製する入れ歯は、使用できる素材が決められています。「レジン」というプラスチックの素材が使用されており、この素材は強度を考えるとあまり薄く仕上げることが出来ません。どうしてもある程度の厚みが必要となり、それにより違和感を訴える方もいるでしょう。レジン床に馴染めないという方には、自費の素材での作り替えをオススメします。

 

注意!保険適用の入れ歯はいつ作った?

保険適用の入れ歯には、材料以外にも作製する上でのルールがあります。

保険適用で入れ歯を作ってから半年経過していない場合は、再度保険を適応して入れ歯を作り直すことができません。

保険の入れ歯をご使用中で、何度調整を繰り返しても違和感が消えない上に、作製から半年未満であるなら、我慢して使い続けるよりも自費の入れ歯を作り直すということも検討されてはいかがでしょうか?

 

自費の入れ歯は素材や工法が選択できる!

自費の入れ歯は、作製する際の材料を自身で選択することができます。さまざまな特徴をもった材料があるので、自身のお口の状況や好みに合わせて選ぶことができます。

また、自費の場合は保険適用の入れ歯のような決まりごとに縛りがないため、保証内容などは歯科医院でしっかり説明を受けましょう。

 

自費の入れ歯は違和感が少ない

自費の場合、素材が選べることはもちろんですが、作製する工程も保険適用の入れ歯よりも丁寧で精密です。ですから仕上がりもより自身のお口にピッタリと適合することが期待できます。

また、保険適用の入れ歯では感じにくくなる温感などもしっかり感じる素材が多く、食事も違和感なくできますし、見た目も限りなく天然の歯に近く仕上げることもできます。

お口への違和感だけでなく、噛みにくさや見た目の問題もなく使用できるためオススメです。

 

 

まとめ

歯が抜けたままの状態が長くなると、全身にさまざまなデメリットが生じてしまいます。

もしも作った入れ歯が合わない場合は歯科医院で調整することが可能です。

お口の中は日々変化しますので、自分のお口に馴染むよう、こまめに調整を行うものです。違和感を覚えたら、我慢して使い続けたり、外したままにしたりせず、歯科医院に相談しましょう。

2017.01.06更新

歯がないからこそ気をつける

総入れ歯を使用していて「どうせ自分の歯がないのだから、入れ歯だけきれいにしておけばいいだろう」と思っている方はいませんか?

そんなことはありません!実は歯が無くてもお口の中のケアはとても重要なことなのです。 今回、歯が無いことによって起こる口腔粘膜の危険性や行って欲しい口腔ケア法などについてご紹介します。

 

 

歯の無い方が、口腔ケアを怠る危険性とは?

入れ歯を外し、しっかり洗っているだけではダメなのです!口腔内粘膜のケアも施さないと大変なことが起こる可能性もあります。

そこで、歯の無い部分の粘膜にも歯ブラシを当てることの重要性をお伝えします。

 

1.お口の細菌が気管を通って肺炎をおこす

口の<p>最近から肺炎になる可能性

普段入れ歯と接している歯肉や上あごには、入れ歯と歯茎の隙間をかいくぐって侵入した食物残渣(食べ残り)や細菌が付着しています。

粘膜の清掃を怠り不潔なままにしておくと、汚れの中で細菌が繁殖し気管を通って細菌が肺へと侵入。それが引き金となり、肺炎を引き起こすという事態を招く恐れがあるのです。

 

2.歯茎への刺激がないと退縮し、入れ歯が安定しづらくなる

歯茎の収縮で入れ歯が入れずらくなる

歯茎に歯が無くなり、入れ歯が乗っているだけの状態では刺激が伝わらないため、歯茎の退縮が起こりはじめます。

歯茎の盛り上がり(顎堤)が少なくなると入れ歯を安定させる吸着力が働きにくく、作成した入れ歯と形も合わなくなり、安定しづらくなってしまいます。

 

3.唾液が減少し、粘膜の免疫力が低下する

唾液には、体内に侵入しようとするウイルスや細菌の活動を抑制する抗菌作用によって身を守る「免疫システム」があります。

歯茎が歯ブラシによる刺激を受けないでいると、唾液の分泌量が低下し、粘膜の免疫力が低下してしまうのです。人間が持つ優れたこのシステムも、お口の中が不潔のままでは機能してくれないのです。

 

 

総入れ歯の方に行ってほしい口腔ケアの手順

総入れ歯の方の口腔ケア

では、入れ歯を使用している方はどのように口腔ケアを行えばよいのでしょう。ケアを怠るリスクが多い「総入れ歯」の方に、ぜひ行ってほしい口腔ケアをご紹介します。

 

1.口腔ケアの必需品

入れ歯を外した状態の口腔内は、やわらかい口腔粘膜だけになっています。通常の歯ブラシでは刺激が強すぎて粘膜を痛めてしまうおそれがあります。

歯ブラシを使用する場合には毛先が柔らかいものを選びましょう。他にも棒の先にスポンジが付いたケアスポンジや、指に巻いてふき取るタイプの口腔ケア用ウェッティー、舌ブラシなどがあります。

 

2.口腔ケアを行う前の確認

もしも口腔内が乾燥していたら、清掃道具で粘膜を傷つけてしまうこともあります。また、汚れもこびりついてなかなか剝がれにくくなっています。

その場合には清掃前にブクブクうがいを行い、お口の中を十分に潤しておきましょう。保湿ジェルやスプレーでマッサージしながら保湿するのも、唾液の分泌を促しますので効果的です。

歯茎を刺激すると、マッサージ効果で血行もよくなり、元気な歯茎を保つことにもつながります。

 

3.粘膜の清掃

ケアスポンジや、ケア用ウェッティーなどを水で浸して準備します。そして頬の内側や頬と歯茎の間、唇と歯茎の間、上あごの義歯床が当たる部分、歯茎の土手(顎堤)などをマッサージするようにしてやさしく磨きます。

舌の表面には舌苔が付着しますので、舌ブラシでやさしく擦るようにしましょう。

 

 

まとめ

正しいケアを歯科で確認

入れ歯の清掃は外して行えるため、気にかけて清掃する人が多いと思います。

その反面、入れ歯と接している口腔内粘膜のケアは忘れがちですが、外した入れ歯の汚れ具合と同じぐらい汚れていると考えましょう。細菌の繁殖による健康への悪影響や、入れ歯が入れられなくなるような口腔環境の悪化を招くおそれがあります。

また、定期的に歯科検診を受け、入れ歯の適合チェックや口腔内の状態チェックもしてもらいましょう。

2017.01.05更新

口の渇きと入れ歯の関係

「入れ歯を使うようになって、なぜか口が渇いてしまう」という声を耳にします。確かに唾液の分泌量は年齢とともに少なくなってしまうということもありますが、入れ歯を入れたことも唾液量に関係することがあるのでしょうか?

そこで今回、お口の渇きと入れ歯の関係性をご心配の方に、お口が渇く原因や改善方法をご紹介します。

 

 

入れ歯を使用していて口が渇く理由は?

口が渇くさまざまな原因

口が渇いてしまう原因は、加齢によるものだけではありません。薬の副作用やほかの疾患の症状のひとつとして現れることもあります。 このようにさまざまな要因が考えられますが、入れ歯が関連して起こる口渇の要因は以下のような事柄です。

 

1.入れ歯が大きすぎて唾液腺をふさいでいる

唾液はお口の中にたくさんある「唾液腺」という穴から分泌しています。大きすぎる入れ歯を使っていると、必要以上に唾液腺を塞いでしまう恐れも。

たとえば舌の裏の筋付近や、下の奥歯あたりには大きな唾液腺があります。入れ歯を支える義歯床が大きすぎると塞いでしまう可能性があります。

 

2.噛むための筋肉が衰えてしまう

食事イメージ

人は「噛む」という機能を使うことによって唾液腺を刺激します。唾液腺周辺の筋肉が動くことによって唾液を押し出すのです。噛む回数が少なく筋肉が衰えてしまうと、唾液の分泌も少なくなり、唾液腺自体の機能の衰えにもつながってしまうのです。

また、入れ歯が大きすぎて舌の納まる空隙が狭くなり、舌の動きが悪くなってしまうと舌筋が衰え、唾液の分泌を阻害することにつながります。

 

3.入れ歯が合っておらず、ストレスになっている

入れ歯がストレス

緊張すると口の中が渇く現象。これは交感神経が優位に働くために唾液の分泌を抑制してしまうことによって起こります。合わない入れ歯を使っていることがストレスとなり、交感神経優位の状態が続くことで唾液が減っていることも考えられます。

 

 

ドライマウスがもたらす悪影響とは?

ドライマウスの悪影響

口が渇く症状を「ドライマウス」といいます。この症状はお口の中でさまざまな悪影響を引き起こす要因となってしまいます。どんな悪影響があるのでしょうか?

 

1.細菌が繁殖し、虫歯や歯周病、口臭の原因になる

口の中の殺菌のイメージ

唾液には「自浄作用」や「殺菌作用」があり、お口の中の細菌の活動を抑える働きがあります。唾液の分泌が少ないと細菌が繁殖し、虫歯や歯周病になりやすい環境となってしまうのです。 歯周病が重症化してしまうと膿が溜まったり、深くなった歯周ポケット内の汚れが腐食したりすることによる口臭が発生することにつながります。

また、口臭の原因となる「舌苔」も、唾液による自浄作用が働かないため乾燥し、強い口臭の原因となってしまいます。

 

2.歯茎と入れ歯がこすれて傷つきやすくなる

乾燥によって口内炎がなおりにくい

唾液は、自浄作用や殺菌作用の他に、口の中の「潤滑材」としての役割も担っています。 唾液の分泌が少なくなり、口の中が乾燥した状態のまま入れ歯を使用していると、入れ歯と粘膜が擦れて傷ついてしまいます。

この傷から口内炎になり、本来なら唾液が口内炎を治す上でも働くのですが、その効果も少なく逆に細菌が活発化しているため、口内炎ができやすく治りにくいという悪循環を招いてしまうのです。

 

3.入れ歯が安定しにくくなる

入れ歯の中でも特に総入れ歯に関しては、歯ぐきと接する部分である「義歯床」と歯ぐきの隙間に唾液があることによって吸着し安定する作用があります。ですから唾液が少なくなって口の中が乾燥した状態になると、入れ歯がなかなか安定せず、外れやすくなってしまいます。

 

 

唾液量を増やし、口の渇きを改善する8つの方法

では、唾液量を改善し、口腔内の状態や入れ歯の使い心地を良好に保つにはどうすればよいのでしょうか?

 

1.入れ歯を調整してもらう

歯科医イメージ

まずは歯科医院で原因となっている入れ歯を調整してもらいましょう。大きすぎて唾液腺を塞いでしまっている部分の床を削ったりといった対処を施します。

 

2.唾液腺のマッサージを行う

長期間お口が渇く状態であった場合、唾液腺自体が衰えている可能性も考えられます。そこで唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す、マッサージをおこないましょう。

唾液腺には「3大唾液腺」と呼ばれる大きな唾液腺があります。耳の下あたりの「耳下腺」、舌の下にある筋あたりにある「舌下腺」、顎の下あたりにある「顎下腺」です。これらを外側から指で押さえて、刺激を与えてみてください。

 

3.歯科医の指示のもと薬の変更や人工唾液を使用する

歯科医の説明

常飲している薬の影響で唾液が少なくなっている場合、変更可能な薬があれば主治医に相談してみるのも改善方法のひとつです。

どうしても変更できない薬の場合もあるでしょう。そのような場合には「人口唾液」を活用し、口の中の潤いを保つ方法もあります。種類もジェルタイプやスプレータイプなどさまざまで、ドラッグストア等で購入でき、比較的簡単に使用することができます。

ただし使用の際には、かかりつけ歯科医に必ず相談するようにしましょう。

 

4.1日3食、よく噛んで食べる

よく噛んで唾液腺を刺激

唾液の分泌を促すためには、唾液腺を刺激することです。そのひとつが「よく噛む」ということ。

 

入れ歯になると、自身の歯で噛んでいたときよりも噛みにくくなります。そのため、入れ歯の部分を避けて他の歯で噛んだり、以前より噛む回数が減ってしまったりという方も多いようです。

噛む回数が減ることによって唾液の出る腺が委縮されてしまい、唾液が出にくくなってしまうという報告もあります。

 

お口を動かすことで唾液腺を刺激し、良い唾液をどんどん分泌できるよう、1日3食よく噛んで食べることを心掛けましょう。

 

5.ストレスをためない

リラックス状態が唾液を分泌

唾液は体の状態によって、分泌される量や性質に変化があります。

たとえば、イライラしたり興奮したりという精神状態のときには、交感神経が優位になっており、唾液は粘液性のネバっこい唾液が出ます。

逆に精神状態が落ち着いておりリラックス状態のときには、副交感神経が優位になることで漿液性のサラサラな唾液が出るのです。

 

この特徴を考えると、常に体にイライラや興奮などが「ストレス」として長期に渡り掛かっている場合、交換神経が優位的に働く時間も長くなります。そして唾液の分泌量が少なくなって口が渇きやすくなるということに繋がるのです。

 

6.こまめな水分補給を心がける

こまめな水分補給を心がける

お口の渇きを潤すための対策として、こまめに水分補給することで補うというのも方法のひとつです。

飲み方として、一度にたくさん摂るのではなく、1回にコップ1杯程度(150~250ミリリットル)の量を1日のうちに6~8回に分けて飲むようにしましょう。1日の必要量の目安としては、1.5リットルのペットボトル1本が目安です。

朝起きたとき、通勤して職場に付いたとき、昼食のとき、スポーツするとき、入浴後、就寝前など、自分で1日の中でポイントを決めて飲むタイミングを作るのもよいでしょう。

 

7.口呼吸の癖を改める

本来、人間は正常時に鼻で呼吸をします。しかし様々な要因から口で呼吸をするクセのある方は、お口が常に渇きやすい環境です。また、口呼吸によって就寝時のいびきの原因になることもあります。

 

口呼吸を鼻呼吸にするためには、日頃からお口の筋肉を引き締めて閉じる力をつける体操でトレーニングをおこなってみましょう。就寝時などの意識できないときは、市販されているお口を閉じるテープを利用するのもよいでしょう。

また、鼻づまりの疾患で口呼吸になっている場合は、治療を受けて口呼吸が改善するようにしましょう。

 

8.会話を楽しむ

会話を楽しむ

「おしゃべり」はお口をよく動かしますので、唾液腺を刺激して唾液分泌を促します。

たとえば日中ひとりで過ごすとします。口を動かさずに黙々と仕事や家事をこなしている間のお口の中は、寝ている間と同じで唾液の分泌量が低下してしまうのです。

仲間との楽しい会話はストレス発散にも繋がるため、リラックス状態の副交感神経が働き、唾液の質も良いものがたくさん分泌されることにもつながっています。

 

 

それでも改善しないなら、身体の病気が原因のことも

ほかの病気が原因かも

もしも、さまざまな要因を改善する努力をしてもお口の渇きが気になる場合は、何らかの病気が関連しているのかもしれません。

身体の病気によって口が渇くという症状が見られるものや、飲んでいるお薬の副作用の可能性もありますので、気になるようでしたらかかりつけの病院で相談されてみてください。

 

1.病気の症状として「口が渇く」という症状を持つ病気

  • ・糖尿病
  • ・シェーグレン症候群
  • ・甲状腺機能亢進症
  • ・肝硬変
  • ・腎臓病
  • ・慢性膵炎

 

これらは病気の症状のひとつとして「口が渇く」という症状が現れることがあります。

必ずしも現れるというわけではないものもありますが、口の渇きが気になり原因が解らないことでお悩みの場合、病院で診察を受ける際の参考にされてみてください。

 

2.薬の副作用によるもの

  • ・高血圧の薬
  • ・花粉症の薬
  • ・精神疾患の薬

 

病気の治療のために常飲しているお薬の副作用として「口が渇く」という症状が現れるお薬があります。

しかし、そのお薬を自己判断で飲むのを辞めることだけは避けてください。

お薬を変えたり量を変更したりできる場合もありますので、担当医とよく相談の上、改善策を考えるようにしましょう。

 

 

まとめ

唾液は殺菌作用や自浄作用、潤滑作用などさまざまな機能的働きを兼ね備えています。合わない入れ歯の使用がこの作用に弊害をもたらしているのであれば、入れ歯を調整するなどして問題解決することが重要です。

ただし、何が原因で口が渇くのかということを自己判断するのは禁物。必ずかかりつけ歯科を受診して診断を受けるようにしましょう。

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